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「ってば」に関する考察

「ってば」에 관한 고찰

초록/요약

本稿は話しことばを中心に使用される「ってば」について考察した。複数ある「ってば」の用法を相互に関連づけ、「主題提示用法か」から、「表出用法」、「重ねての呼びかけ用法」、そして「終助詞的用法」に至る連続性を提示した。同時に、各用法の特徴も明らかにした。 「ってば」の主題提示用法と表出用法との重なりは、話し手が「ってば」に呆れや驚きといった感情を込めているという点にみられる。しかし、後者は感情の向かう対象に対し、具体的なことば以前の感情を表出するのみであり、前者のように主題を受ける解説は存在しない。 表出用法と重ねての呼びかけ用法の共通点は対象に「ってば」が後接し、そこで文が終わるという形である。また、呆れや戸惑いあるいは苛立ちといった気持ちが関わってくるという点も共通するが、重ねての呼びかけ用法は表出用法ほど、相手(の言動)に対する評価性は前面化しない。 重ねての呼びかけ用法から、終助詞的用法への連続性は、両者に引用動詞「という」の色合いが残っているという点に見られる。「話し手が発話内容を聞き手に再提示し、認識させようとする」機能を持つ終助詞的用法の「ってば」はすべての用法の中で、最も中心的用法といえる。

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