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日本語教育における作文の回し読み活動の実践報告

일본어교육에서의 작문 윤독 활동에 관한 실천보고

초록/요약

本稿では、日本語の授業実践における作文の回し読み活動について報告し、この活動を通じて書き手が読み手の視点をいかに受け止め、自分の作文に取り入れて推敲しているかを探る。作文の回し読み活動とは、個々の作文を全員で回して読みながら他の学習者の作文に対するコメントを書き、そのあと自分へのコメントを踏まえて作文を推敲するようなピア・レスポンスのことをいう。そのねらいは、作文に際し目的をもって讀み書きの両方を経験できるようにすることで、書き手が読み手の視点を取り入れつつ積極的に表現を吟味して推敲できるよう促すことである。分析では、推敲後の作文と内省文を主な資料とし、読み手のコメントを踏まえた書き手の推敲の様子と、本活動に対する認識を調べた。その結果、【自己作文の修正】、【自己作文の分析・評価】、【自己効力感・肯定的感情の表出】、【他者作文・他者コメントへの言及】、【読み手への意識】、【作文ストラテジーの認識】のような内省の構成要素が導き出された。この結果から、作文の回し讀み活動を通して、繰り返し読み書きに従事することや多様な観点に触れることができ、書き手および読み手の視点での讀み直しや書き直しが行われていたことがわかった。こうした成果は、今後、読み手への意識を促すような讀み書き活動の統合あるいは連携の実践可能性を示唆するものとして位置づけられよう。

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